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Art Piece from "the Garden of Tears "
「なみだの庭」から
-弱さを抱きしめるドレス-
大人に向けた絵本『 なみだの庭 』(著者 : カレン) の登場人物「花守」のドレス。なみだの花が、繭のようにふんわりと身体を抱きしめ、心の柔らかい部分を守るアートピースです。
「コントロールできない人間性の内包」を体現した本作は、外的に加える装飾ではなく、内側に向かうほど装飾性が増していく構造と特徴を持つドレス。
情報が溢れ、AIによって急速に自動化が進む現代において、人間らしい部分がより高い純度で洗い出されていく——というドレス作家・森山の現代社会への考察を表しています。そうした時代における衣服の役割とは、以前にも増して、その人らしさを強固に包み、支え、守ることでしょうか。
DETAIL
羽織
ブランドの象徴である「手花」が、身体を抱きしめるように装飾されたこのアイテムは、着る人自身の心を肯定するために創作されました。
打掛
かつて社会的ステータスの象徴であった打掛。これを透過性の高い素材でつくることにより、人間性を内包する衣服の役割を強調し、普段は見えない心について思考することの重要性を訴えています。
ドレス
このドレスの内側には、和紙の裁断くずが「張り子」のように装飾されています。一番奥にある人の肌と重なることで、その輪郭が花弁のように浮かび上がるように設計されています。
制作現場で、名刺やハガキ等の製品になりきれなかった不完全な和紙と、歪に溶けたポリエステルの生地、そして人の身体。それらが合わさることで互いを補完し合い、美しい花や独自のドレープ、身体と衣服の間の優しい余白を生み出します。
これを、人が寄り集まり、不完全であるがゆえに支え合い、社会を形成していくことの比喩とします。
わたしたちは、互いの脆さや不完全さに思いを馳せることで、もっと寄り添い合えるかもしれません。
MATERIAL
伝統的工芸品 和紙(杉原紙)に加え、ポリエステル、ナイロンの混紡構成
日本製
縫製・手縫い・蝋燭焼き加工・装飾形成:Karen Moriyama Atelier
和紙(製造・原材料・水) : 杉原紙・多可町(兵庫県)
SIZE & FIT
-
ドレス
*体から1番目のレイヤー
肩紐:32cm
バスト:72-90cm
ウエスト:61-76cm
ヒップ:84-95cm
着丈:198.7cm
裾巾:280cm
-
打掛
*体から2番目のレイヤー
肩巾:76cm
袖丈:36cm
バスト:143cm
ウエスト:143cm
ヒップ:143cm
着丈:216.8cm
裾巾:239.2cm
-
羽織
*体から3番目のレイヤー
肩巾:43cm
着丈:24.5cm
裾巾:60cm